うつ病は薬物治療で長期的に長引くこと、セロトニン仮説では不十分であるという研究

(この記事の内容は更新日時で、確かめることができた情報であり更新される可能性があります)

今日はうつ病のアメリカでの研究を紹介しようと思います。

その目的はうつ病はとても難しい病気で、薬だけ飲んでいても治らない可能性があるということです。これはマイナスなことを伝えたいわけではありません。しっかりと別の方法をおこなうとよくなる可能性がある、ということでもあるのです。

この研究があるから、しっかりとこのブログをつくろうと思った理由をサポートするものでもあります。

その方法はお金もあまりかからず、手間もあまりかからないものを調べました。うつ病がながびくと治す気力もなくなります。失った時間を悔いることもあります。

そのために、PTSDやフラッシュバックの治療法も役に立ちますし、それも調べてあります。

はじめに私の立場を伝えます。うつ病の薬物治療には、坑うつ剤と抗不安薬が大きくあります。

坑うつ剤をずっと使うとよくならないということがこの記事の結論ですが、短期的には効果があるかもしれないです。その短期は1年が基準です。 抗不安薬は効果がありますが、耐性がついて効果が出なくなることがあります。

そのため、栄養やビタミン、薬草やハーブで体を治して、坑不安薬を使わないでいい体を目指しましょうということです。

 

-日本のうつ病の現状-

うつ病はかかると他人に相談もしづらいです。

なのでうつ病全体のことも知られていません。まずここにまとめておきます。

うつ病は日本では、生涯で7.5%の人がかかります。最もかかりやすいのは、20歳代。

そして、再発率は60%にもなります。(ソース厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0126-5g.html#s1

そして、再発率のときに、どんな人がなりやすいのかというと、不眠の方です。

(ソース東京女子医大:https://www.carenet.com/news/general/carenet/51730

このように治りにくく再発しやすい病です。では、逆にどんな人が再発しないのでしょうか。日本より研究が進んでいるアメリカの研究を確認します。

 

-アメリカの長期うつ病の対策の結果-

アメリカでは長期うつ病にかんする研究があります。その中の一つを紹介します。

(ソース:https://www.karger.com/Article/Abstract/479162

調査の結果としては、やはりうつ病はそれほどなおっておらず、投薬治療を続けた人たちは悪化しています。

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うつびょう9年間の経過平均悪化グラフ

 

 

研究の詳細は以下です。 

この研究では、9年の大うつ病の患者を追っています。

調査対象者は、25〜74歳の7,168人です。(1995-1996時点。)それらには、うつ病とうつ病にかかっていない人がいます。これらに調査対象者に対して、

電話インタビューもしています。この人たちのうち、2004-2006(n = 4,963)、

および2013-2014(n = 3,294)での調査です。

サンプル数が減っているのは期間中に死亡しているからです。

この人たちを5グループにわけます。まず投薬治療が充分にうけているか、投薬治療を少し受けているか、その中で、カウンセラーにかかっているか、いないかで分けています。棒グラフの見方は、大きければ大きいほど平均的に悪化したということです。このデータは平均データです。

一番左が投薬治療もカウンセリング治療無し、二番目が投薬無し/カウンセリング少し、三番目が投薬無し/カウンセリング充分、四番目が投薬あり/カウンセリング少し、

五番目が投薬あり/カウンセリング充分です。

とてもわかりやすいのですが、右の二つは投薬治療を受けていて、悪化の具合が大きいです。つまり長期的にうつ病を持っている人は投薬治療では他と比べて悪化している

といえます。日本では、カウンセリングは保険では適用できなくていまいち比較データもないのですが、これで少しすっきりします。

個人的な推測ですが、治療無しの人の中は、栄養やビタミンで治している人もいると考えています。では、なぜ薬物治療だけで治って行かないだけでなく、悪化するのでしょうか。それは、そもそもの仮説が充分ではなかったからと考えています。

現在の脳の炎症仮説が有効といわれています。小腸大腸の炎症と脳の炎症がつながっているという話はここの仮説から来ています。 

-そもそもセロトニンに対する治療で回復する人は少数派-

ケンブリッジ大学の 医師が書いた本があります。そこにははっきりとうつ病患者の脳内のセロトニン不足を示すデータはないということが書いてあります。

(ソース:楽天ブックス: 「うつ」は炎症で起きる - エドワード・ブルモア - 9784794223944 : 本

 

 このような状況に対して日本はどのように対処しているのでしょうか。

坑うつ薬が効く人効かない人を探し出す研究も進めています。

AIを使って広島大学が研究をしています。

(ソース:https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/47300

  • ベイズ多重共クラスタリング手法※1を用いて、うつ病患者を3つのグループ(サブタイプ)に分けることに成功しました。
  • このうちの1つのグループでは、抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)※2に対する治療効果が低いことがわかりました。
  • この結果から、うつ病患者の脳機能画像データ及び幼児期のトラウマ経験を初診時に評価することで、治療開始前にSSRIの治療効果を予測できる可能性を示唆し、脳科学データに基づく新しいうつ病の客観的診断・治療法開発への多大な貢献が期待されます。

つまり、坑うつ薬が効かないことは前提として他のことに進んでいるのです。

 個人的には、栄養やビタミン剤ミネラルで効果が出る研究がアメリカカナダで進んでいるのでそちらを取り入れるのが言いかと思っています。理由はある程度安くて、身近にあるもので対応可能だからです。

坑うつ剤は効果が不安定であるといえます。抗不安薬はベンゾ系のものがあり、そちらは効果はあるのですが、依存の問題があります。睡眠薬は依存や耐性の問題があります。抗不安薬、睡眠薬は適度に使いつつ、減らしたいものです。そのためにいろいろ研究と治療法をまとめています。

それらについての記事は以下です。

 

www.hopeforlocalpeopleinjapan.com

 

 

www.hopeforlocalpeopleinjapan.com

 

2021/3/7 14:30執筆 2021/3/8 9:30更新 2021/4/6 13:30最終更新